バックアップしたサイトをInstant WordPressで動かそう

WordPressの手動バックアップはさほど難しいことではありません。でも…「ちゃんとバックアップできてるの?」という不安がつきまといます。

「それなら試してみればいいじゃん」ってことで、Instant WordPressにリストア(復元)しちゃいます。ローカル環境であっても、ちゃんとWordPressサイトとして動作すれば安心できますよね。

そこでバックアップした「WordPressお試しブログ」を、Instant WordPress上で動かすことに挑戦します。

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WordPressサイトのバックアップ

何はともあれ、サイトとデータベースのバックアップを取らないと始まりません。

バックアップ手順は以下に記載してあります。

不意な事故でWordPressが動かなくなったら大変なので、バックアップについて取り組みます。 テーマの変更やプラグインのインストール...

Instant WordPressの準備

Instant WordPressのダウンロード

Instant WordPressは以下サイトからダウンロードできます。

現在のバージョンは4.5です。
「Download Instant WordPress 4.5 」ボタンをクリックしてダウンロードしましょう。

Instant WordPressのインストール

ダウンロードしたInstantWP_4.5.exeを実行します。

Instant WordPressのインストール

インストール先フォルダはd:\iwpとしました。
インストール先ドライブ、フォルダ名は自由に決めてください。ただし、フォルダ名に日本語(全角文字)は含まないようにしましょう。正しく動作しなくなります。

インストーラーにより”InstantWP_4.5”というフォルダが作成されるので

d:\iwp\InstantWP_4.5

にInstant WordPressがインストールされます。

インストールと言っても、ファイルを展開(解凍)しているだけなので、見ているだけで終わります。

アップロードの最大ファイルサイズを変更

標準のままだと2MBまでのファイルしかInstant WordPressにアップロードできません。データベースファイルが2MBを超える場合もあるので、先に上限を変更しておきます。

ファイルを編集する必要があるので、テキストエディタを用意してください。(Windows付属のメモ帳は使わないようにしましょう。)

僕はサクラエディタを使っています。

Sakura Editor is a free Japanese editor for MS-Windows

変更するのは次のファイルです。

..\InstantWP_4.5\iwpserver\server\config_tpl\php.ini

エディタで開いて次の2行を探し出します。

post_max_size = 8M
upload_max_filesize = 2M

WordPress post_max_size

WordPress upload_max_filesize

それぞれ317行、402行目にありました。これをどちらも128MBに書きかえます。(128MBである必要はありません、50MBでもなんでも良いです。)

post_max_size = 128M
upload_max_filesize = 128M

上書き保存して、これで事前準備は完了です。

バックアップしたファイルを配置

次はftpツールによりバックアップしたコンテンツファイルをInstant WordPressに配置します。

配置するのは”htdocs”の下です。

次のようなイメージになります。ここでは”wp-tokui55”を配置しています。(この先もサイトのフォルダを”wp-tokui55”として話を進めますので、ご自身のサイトフォルダに置きかえてお読みください。)

InstantWordPressにコンテンツフォルダを配置

SiteGuard WP Pluginを削除する

SiteGuard WP PluginにはログインURLを変更する機能があるため、この先の作業性を考えて削除しておきます。(ローカルなのでセキュリティは不要です。)

利用していない方は読み飛ばしてください。

SiteGuard WP Pluginの公式サイトに書いてあるプラグインの削除手順に従って進めます。

1.WordPressのインストールディレクトリにある.htaccessの以下の記述を削除してください。
#SITEGUARD_PLUGIN_SETTINGS_START から
#SITEGUARD_PLUGIN_SETTINGS_END まで
2./wp-content/plugins/にあるsiteguardディレクトリを削除してください。

1の手順に従って、

..\InstantWP_4.5\iwpserver\htdocs\wp-tokui55\.htaccess

自分で配置したWordPressコンテンツフォルダに”.htaccess”というファイルがあるのでエディタで開きます。

以下の画像の赤枠のところをズバッと消します。

次いで、緑枠の二行を以下のように書き換えます。

RewriteBase / → RewriteBase /wp-tokui55/
RewriteRule . /index.php [L] → RewriteRule . /wp-tokui55/index.php [L]

”/wp-tokui55”を追記するということです。

.htaccessからSiteGuard WP Pluginの記述を削除しRewriteBase等書き換え

次に手順2のsiteguardフォルダを削除します。

..\InstantWP_4.5\iwpserver\htdocs\wp-tokui55\wp-content\plugins\siteguard

これは単純に上記フォルダを消すだけです。

データベースの復元

データベースの取り込み(インポート)を行います。

InstantWord Pressインストールフォルダ

..\InstantWP_4.5フォルダ内の”InstantWP.exe”を実行します。

Instant WordPressが起動し、メニューが表示されるのでMySQL Adminをクリックします。(このメニュー画面は閉じないようにしてください。)

Instant WordPressメニュー

Internet Explorer(ブラウザ)が起動してphpMyAdminが表示されるので、ユーザー名に”root”と入力してログインしてください。パスワードは空白のままでOKです。

phpMyAdminにログインできたら、バックアップしたデータベースファイル(sql)をインポートします。

インポートに切り替えて、アップロードファイルにsqlファイルを設定します。
あとは、ウィンドウの下の方にある「実行」ボタンをクリックするだけでインポートが実施されます。

MySQLAdminインポート

インポートが成功すると次のようにデータベースが追加されます。

MySQLAdminインポート結果

これでデータベースのインポート作業は終了です。

wp-config.phpの修正

データベースの接続情報を書き換えるためwp-config.phpをエディタで開きます。

..\InstantWP_4.5\iwpserver\htdocs\wp-tokui55\wp-config.php

Instant WordPress用にwp-config.phpを書き換える

上記のように、ユーザー名を”root”、パスワードを削除、ホスト名を”localhost”に変更します。これはphpMyAdminでMySQLにログインするときのものです。

上書きして保存します。

データベース内のURLを置換

レンタルサーバーでの「WordPressお試しブログ」のURLは

>https://wp.tokui55.com/

となっていますが、Instant WordPress上に移したサイトはURLが変わります。

>http://127.0.0.1:4001/wp-tokui55/

今回は↑のようになります。”wp-tokui55”はサイトを配置したフォルダ名です。

データベース内にwp.tokui55.comの記述が残っていると、インターネット上のサーバへつなぎに行ってしまいます。そのためすべてのURLを書き換える必要がでてきます。

データベースの書き換えにはDATABASE SEARCH AND REPLACE SCRIPT IN PHPというツールを使います。(これはドメイン移行をしたこちらの記事でも扱っています)

使い方です

ツールのサイトからダウンロードします。(Ver 3.1.0を利用しました。)

ダウンロードした「Search-Replace-DB-master.zip」を解凍すると”Search-Replace-DB-master”というフォルダが出てきます。

この”Search-Replace-DB-master”をサイト内に設置してください。

..\InstantWP_4.5\iwpserver\htdocs\wp-tokui55\Search-Replace-DB-master

DATABASE SEARCH AND REPLACE SCRIPT IN PHPをサイトに設置

Internet Explorerに次のURLを貼り付けて開きます。(”wp-tokui55”は自分のサイトに置き換えてください。)

>http://127.0.0.1:4001/wp-tokui55/Search-Replace-DB-master/

次の画面が開きます。(関係するところだけ青枠で囲ってあります。)
replaceの欄に検索するURL、withに新しいURLを入力します。URLといっても、httpや前後の/などは省いてください。

portの欄は数値が入力されているので消してください。(データベース名などは最初から表示されています。)

DATABASE SEARCH AND REPLACE SCRIPT IN PHPの使い方

最初は「update details」しか押せないようになってるので押してみてください。何も問題が無ければ、それ以外のボタンも赤くなり押せるようになります。

「dry run」はテストです。変更箇所数をテーブルごとに表示してくれます。まずこれを実行してみましょう。変更される個所があまりに少なかったら、replace欄が間違っている可能性があります。

では、「live run」で置換を実行しましょう。

DATABASE SEARCH AND REPLACE SCRIPT IN PHPの実行結果です

これだけのテーブルが置換されました。

ずいぶんと長くなってきましたが、これですべての作業が終了です。

サイトを開いてみよう

それでは、Internet Explorerに自分のサイトのURLを貼り付けて開いてみましょう。

>http://127.0.0.1:4001/wp-tokui55/

どうでしたか?レンタルサーバーと同じように表示されましたか?

「トップページは開くけど、記事リンクをクリックしても開けない」
記事のリンク先は正しいURLになっているのですが、クリックするとおかしなURLに変わってしまいます。Instant WordPressを再起動してみましたが改善しませんでした。パーマリンク関係がおかしいのかなと考えたので、ログインして「パーマリンクの設定」を確認してみました。正しく設定されていたので原因不明だなと思っていましたが、このあと正常に記事が表示できるようになりました。検証してみましたが、「パーマリンク設定」をただ開くだけで直るようです。同じ現象になった方は試してみてください。

インターネット接続を停めてから開いてみるとさらに良いかと思います。完全にローカル環境でWordPressが動いていることが確認できるからです。

これでバックアップに自信が持てますね。ドメインの変更だって怖くありません。

▼バックアップを自動化しておくと、より安心です▼

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コメント

  1. ts より:

    「トップページは開くけど、記事リンクをクリックしても開けない」
    まさにこれではまっていました…

    「パーマリンク設定」をただ開くだけで直る???

    やってみたら、直りました!
    ありがとうございました!!!

    • yupapa より:

      tsさんへ

      僕も正しく設定できているはずなのに開けないって悩みまして...
      偶然見つけた解決法ですが、お役に立てたようで良かったです。

      コメント書き込みありがとうございました。