不意な事故でWordPressが動かなくなったら大変なので、バックアップについて取り組みます。
テーマの変更やプラグインのインストールなどで、WordPressが開けなくなることもあるようです。そのため、サイトの大きな変更をする場合はバックアップを取ってから、というのが安心,安全のためには必要なのです。
プラグイン?それとも手動でバックアップ?
バックアップについて調べていくと、次の3つの方法が見つかります。
- レンタルサーバーのバックアップ機能
- プラグインを利用した自動バックアップ
- 手動バックアップ
1.レンタルサーバーのバックアップ機能
僕が利用しているロリポップにも、7世代バックアップというオプションが用意されています。オプションなので料金が発生しますが、月額300円となかなか良いお値段です。(ロリポップ エンタープライズプランは無料で利用できるそうです)

機能的にはすごく良さそうなんだけど、現時点ではそこまでする必要はないかな。
複数サイトを運営したり、バックアップにかける手間と時間がもったいないという状況になったら利用するかも知れません。
後の2つはお金が掛かりません。
2.プラグインを利用した自動バックアップ
バックアップ用のプラグインの中ではBackWPupがメジャーなようです。ネット上には情報がたくさんあるので、まずはこれを使ってみれば良いでしょう。
バックアップ先にDropboxが指定できるので、ネット上(クラウド)だけで自動バックアップが可能になるみたいです。
最終的にはこれが楽で良いのかも知れません。
ただ、現時点ではバックアップのことが何も分からず、情報を頼りに設定だけを行うのも不安です。なにより、バックアップを取ったとしても、ちゃんと復元できるのかが不安です。
やはり、こういったツールはバックアップをきちんと理解した上で使うべきではないかと思いました。
3.手動バックアップ
その名の通りで作業でバックアップを取ります。とはいえ、いくつかのツールは必要です。
バックアップのなんたるかを知るために、まずは手動バックアップに挑戦します。
手動バックアップの方法
WordPressのバックアップは次の二つに分かれます。
- サイトのバックアップ
- データベースのバックアップ
サイトのバックアップは画像,テーマ,プラグインなどのファイルが対象になります。
データベースのバックアップは、WordPressで利用されているMySQLというデータベース内のデータが対象になります。
1.サイトのバックアップ
ftpツール使って、サイトから自分のパソコンにファイルをダウンロードします。
ここではWindows7のPCを利用してます。
ftpツールはFileZillaを利用します。
インストールして、サイトマネージャに自分のサイトを追加して使いましょう。
サイトマネージャーの登録に必要な情報はロリポップサーバーに記述されています。
では、さっそくバックアップに入りますが、FileZillaの場合はサイトを右クリックしてダウンロードを選択するだけでOKです。
上の図はサイトに接続した状態の画面です。
右側のリモートサイトとなっているところが、WordPressサイトになります。
バックアップを取りたいサイトを右クリックしてダウンロードを実行します。
パソコンにファイルがダウンロードされたことが確認できればバックアップの完了です。
途中問題があった場合は、その都度メッセージが表示されます。
初めてなのでサイト全体をバックアップしましたが、基本的にはwp-contentディレクトリがあれば良いようです。これは慣れてきたら再度考えることにします。
WordPressお試しブログのドメインを変更しました
今のところ不具合は見受けられませんが、何かしらの問題が発生した場合は追記いたします。
2.データベースのバックアップ
データベースはphpMyAdminを利用してバックアップします。
phpMyAdminはレンタルサーバー上で使えるようになっていると思います。ロリポップだとWebツールからデータベースを選択すると使えます。
phpMyAdminにログインするためには、サーバー名,ユーザー名,パスワードが必要ですが、忘れてしまった場合、ロリポップのユーザー専用ページで確認することができます。
データベースのバックアップはエクスポートという機能を使って行います。
上の図はphpMyAdminにてログインした状態です。
次の順にクリックします。
①バックアップを取りたいデータベースをクリックする。
②「エクスポート」をクリックする。
③「詳細 – 可能なオプションをすべて表示」にチェック(●)を付けてください。
③をクリックすると詳細オプションが表示されます。
その中から次の「生成オプション」を探してください。
上の図の赤枠の2つの項目にチェックを入れています。
インポートする際、自動的にデータベースを作成してくれるなど、都合がよくなるからです。
ただ、これはインポート先に状況にもよるので、環境に合わせて決めてください。たとえば、インポートする前に手動でデータベースを作っておくなら、「CREATE DATABASEオプション」は不要となります。「DROP TABLEオプション」もインポート先にテーブルが存在していなければ不要です。
数多くオプションが表示されますが、「生成オプション」以外は変更する必要はありません。
ここまでできたら、最下段にある「実行」ボタンを押してください。
エクスポートが実行されダウンロードが開始されます。
拡張子がsqlになったファイルがダウンロードされるはずです。
これでデータベースのバックアップは終了です。
バックアップは本当に取れているのか?
せっかくバックアップしても、復元できなければ意味がありません。
復元テストをしてみたいところですが、運用しているサーバーに復元するのは無理があります。
そこでInstant WordPressに復元をしてみました。
手順はバックアップと反対に、WordPressにファイルを戻して、データベースをインポートします。
ただし、これだけでは動作しません。
レンタルサーバーとローカルPCではURL(ドメイン名)が違うためデータベースの修正をしなければなりません。修正にはDATABASE SEARCH AND REPLACE SCRIPTというツールを使います。
多少知識が必要ですが、Instant WordPressでなら何度でもやり直しができるのでチャレンジしておくと良いと思います。Instant WordPressで練習したおかげで、ドメイン移行も問題なく進めることができました。
▼正常にバックアップが取れているか確認しよう▼
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